いびき博士と私

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高校生になってからはじめて自分がいびきをかいていると知った私。
きっかけは部活の合宿でした。
たっぷり練習をして、みんなでご飯を食べ…いよいよドキドキのお泊まり!学校の教室に布団を敷くなんて新鮮で、夜は何をしようとみんなソワソワしていましたが、練習の疲れもあってすぐにグッスリ…。
そのまま朝まで気持ちよく熟睡していたのですが、起きてみると何だか違和感が。
何故か隣で眠っていたはずの同学年の子の布団がずっと遠くに敷いてありました。
状況が飲み込めず、冗談のつもりで「ごめーん、私いびきかいてたかな?」と聞くと…。
目が泳ぎ、「んー…」と歯切れの悪い返事が帰ってきました。
このとき、自分が凄まじいいびきをかいて惰眠を貪っていたと悟った私…。ショックでその日の練習のことはよく覚えていません。
修学旅行では同室の友だちに「鼻が詰まっているからいびきをかいちゃうかも」と、言って予防線を張り、鼻腔を広げるシールを利用したり、横向き姿勢で眠るといびきをかかないと聞いてなんとか横向き姿勢をキープしようとしたりと必死でした。そのときは運良くいびきをかかなかったようですが、彼氏ができてもこのいびきで100年の恋も冷めるなあ、と暗い気持ちになりました。

社会人になってからできた彼氏に後でどうせバレるんだ、と思い覚悟を決めていびきをかくことを伝えると意外な反応が!
「聞いてみたい!」と大興奮で何故か私のいびきを録音して聞かせてくれた彼。「睡眠時無呼吸症候群ではなさそうだね。太ってもないし、舌根沈下かな」と嬉しそうに言われ思わず苦笑いしてしまいました。どうしたらいびきをかかなくなるかな、と相談すると「舌回し運動だね。毎日続けてみて。」と即答。
こうして、いびき博士の指導のもと舌回しを毎日続けている私。いつかいびきなしのすやすやかわいい寝息を立てたいと思いつつも、彼のいびき診断を聞けなくなるのが少し残念にも思えて複雑です。